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著者:森下洋子
発行:(1994.01)

文庫版を中古で購入しました。話し言葉に近い言葉で綴られているので読みやすいです。

そして、なんと迷いのない、揺るぎない意志で生きている人だろうかと驚きました。ご本人同様すっきりと無駄のない言葉は、柔らかい質感でありながら経験に基づいた知識をふんだんにとりこんだ深いものです。バレエの道を歩む人には特に大きな指標となると思うのですが、そうでない私にも興味深いものでした。

なーんて、ちょっと堅いですかね。ヌレエフ、フォンティーン、ベジャール、ドンについての話も更に興味深いものでした。特にベジャールとの、「ライト」初演時のエピソードは面白かったです。あの作品は森下さんにとっても大きなターニング・ポイントだったようで、その頃の森下さんを見られたバレエファンは幸せだよなーと羨ましく思いました。去年発売されたDVDで「ライト」が収められたものがありますが、あれは一部の抜粋なんですよね。全部見られる機会はないのでしょうか・・・。いや、それだけでなく、森下さんの昔の映像などももっと見たいものだと思うのですけど。