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著者:ゲナディ・スマコフ/訳:阿部容子
発行:(1986.08)

こちらも古本屋さんで購入。バリシニコフの友人であるスマコフ氏の執筆による、生い立ちからキーロフでのダンサー時代、亡命、アメリカでのキャリアなどについて書かれた本。

著者とミーシャの関係がそのまま文章に現れたのか(スマコフは、バリシニコフより8歳年上の博識なよきアドヴァイザーであり最も近しい友人であるとのこと)、見守るような第三者の視線で書かれた落ち着いたものでした。バリシニコフといえばゴシップ、という期待をして読むと肩透かしをくらうでしょうねっ。そういうのは、ホントに最小限です(笑)。

この本で知るバリシニコフは苦悩と苦労と苦闘の人・・・かな。そちらの局面が特別強調されていた訳ではないだろうけど、あまり知らなかった側面を知ったということかしらね。今現在もバリシニコフはホワイトオーク・プロジェクトで踊っていると思うのだけど、結局彼は自分の居心地がよくて家族愛に恵まれて幸せで踊りたいものを踊れる、そんな環境にたどり着くことができたのだろうか。