2005年7月20日 オーチャードホール

演目

  • 「ルビー」

    振付:ジョージ・バランシン/音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
    エレオノラ・アバニャート/バンジャマン・ペッシュ

  • 「リーベン・ラインズ」

    振付:ジェレミー・ベランガール/音楽:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン、パーカッション
    ジェレミー・ベランガール

  • 「身近な距離」

    振付:イリ・ブベニチェク/音楽:オットー・ブベニチェク
    マリ=アニエス・ジロ/イリ・ブベニチェク

  • 「シルヴィア」

    振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:レオ・ドリープ
    シルヴィア・アッツォーニ/エルヴェ・モロー

  • 「ニュアージュ」

    振付:イリ・キリアン/音楽:クロード・ドビュッシー
    エレオノラ・アバニャート/ガエル・ランビオット

  • 「感情の囚われ人」

    振付:イリ・ブベニチェク/音楽:畑中正人、アルヴォ・ペルト
    ジェレミー・ベランガール/イリ・ブベニチェク

  • 「イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド」

    振付:ウィリアム・フォーサイス/音楽:トム・ウィレムス、レスリー・スタック
    マリ=アニエス・ジロ/ガエル・ランビオット

  • 「ロミオとジュリエット」

    振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
    シルヴィア・アッツォーニ/バンジャマン・ペッシュ

  • 「カジミールの色」

    振付:マウロ・ビゴンゼッティ/音楽:ドミトリー・ショスタコーヴィチ
    エレオノラ・アバニャート/ジェレミー・ベランガール

  • 「ホエアアバウツ・アンノウン」

    振付:イリ・キリアン/音楽:チャールズ・アイヴズ
    マリ=アニエス・ジロ/イリ・ブベニチェク

  • 「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」

    振付:ジョージ・バランシン/音楽:P.I.チャイコフスキー
    レティシア・プジョル/エルヴェ・モロー


感想

コンテンポラリー山盛りの、ベランガールとペッシュの気合いが感じられる公演でした。Aプロ/Bプロはもう少しクラシック演目もあって好評だったようなのですが、この特別ガラは確かに「特別」。ブベニチェクやベランガールの振付作品は日本にいたらそう見られるものではないですよね。見られた事自体はよかったのですが、特別ガラもバランスよい演目で見たかった、という気はします。初日だけあって、パートナーシップがあぶなっかしいペアも散見したし、見てるこちらのテンションも下がりがち。

一番印象に残ったのはアッツォーニ。ノイマイヤーを踊る彼女は本当にすばらしいです。物語のほんの一部分を切り取ったにすぎないのに、そこには確かにジュリエットやシルヴィアの生がある。感激しました。ジロとイリ・ブベニチェクの「身近な距離」は男前2人でかっこよかったです。そのジロが踊る「イン・ザ・ミドル」も期待していたんだけど、ランビオットと2人ともキメが流れちゃったりしてシャープさが足りなくて残念でした。大柄な人がシャープに踊るのは本当に難しいのはわかるんだけど・・・それだけにばっちり決めたらものすごくかっこ良かったと思うので。

一番よかった出し物(笑)はエンディング。無声映画のエンドクレジットみたいに、半分だけ降りた黒い幕(背景?)にクレジットが流れて、その下にシルエットでダンサーたちがおちゃめに出入りして写真をとったり。(ちょっとサザエさんを思い出したのは私だけ?)そのまま終わってしまうかと思ったら、最後には出てきてカーテンコール。おっしゃれーで、このエンディングは何度も見たいと思いました。ホントはAプロ/Bプロも見に行くつもりが行けなくなっちゃったので、それは本当に残念です。たぶん最後の方はかなりブラッシュアップされて楽しい公演になったハズだと思うんですよね。