Side Ballet Eyecatch

レビュー「ABT 2006 スーベニアブック」

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写真:Fabrizio Ferri
発行:
http://www.metoperafamily.org/shop/display.aspx?ID=9700&CatID=25

見る前は「Souvenir Bookとは何ぞや?」状態だったのですが、前半が2006年METシーズンで上演するレパートリーのイメージフォトと解説、後半がダンサーの写真という感じでした。

撮影はファブリツィオ・フェリさん。アレッサンドラ・フェリのダンナさまでイタリアでは有名なファッション・フォトグラファーなのだそうです。その為か、よくある「バレエ写真」とは全く趣きの違う写真になっていてとても面白い。写真家がバレエの側に近寄るのではなく、バレエとダンサーを自分の領域へ招き入れちゃった感じ。光線の使い方というよりは影の使い方が巧みで、肌や布地の質感の出し方が艶かしい。

本の中にはABTダンサーの写真が登場する広告も入っていていますし、ゲストダンサーはフェリさん以外の方による写真が掲載されていたりするのですが、そういう「フェリさん以外」の写真と彼の写真との差は明らかです。彼の写真に埋もれた他のバレエ写真はライトの使い方が大雑把だったり質感が貧弱だったり。もちろん、この写真集の中にあるからそう見えるのであって、他の用途でどちらが適して見えるは別なんですけどね。

前半のレパートリーのイメージフォトも一筋縄ではいきません。「バレエの目」で見ると不思議な感じで突っ込みいれたくなるのですが、ドラマティックではある。切り取り方がユニークで新鮮でした。登場人物?は以下の通り。

「白鳥の湖」ジリアン・マーフィー/イーサン・スティーフェル
雨の中、湖らしきところに腰まで浸かってキスをする2人が表紙写真。演目のイメージフォトとしては、同じく湖の中で水中から引き上げられた??王子とそれを助けたオデット、かなぁ?水の中の撮影なんてイーサンの背中と膝が心配になったのは私だけ?
「シンデレラ」ジュリー・ケント/マルセロ・ゴメス
舞踏会のダンスの途中でしょうか?ほとんどシルエットのマルセロと、軽くのけぞって目をとじたお顔に薄くライトが当たるジュリー。
「ロミオとジュリエット」デヴィッド・ホールバーグ/エルマン・コルネホ
ミートマーケットの前の石畳の路上で胸に血を流して倒れるエルマン(マキューシオ?)と剣を掲げて苦悩の表情で立つデヴィッド(ティボルト?)
「ジゼル」アレッサンドラ・フェリ
森の中で全身すっぽりと薄いたっぷりとしたシフォンのヴェールに包まれたウィリ姿のフェリ。まるで繭の中にいるようにも。
「シルヴィア」ミシェル・ワイルズ
言われないとミシェルだとわからなかった。シルヴィアの衣装で、頭をのけぞらせているし、ライトが当たっているのもその胸のあたりなので。
「海賊」ホセ・カレーニョ
船でマストを操っているところでしょうか。腕に太い綱をぐるりと巻いたところの肩から上の写真。非常にせくすぃー(はぁと)
「マノン」アレッサンドラ・フェリ
沼地の衣装でのけぞるフェリ。
「ストラヴィンスキー・セレブレーション」マキシム・ベロツェルコフスキー
アポロの衣装を着たマックスのバストアップ。どこか遠くをしっかと見つめた凛々しき表情。

後半のダンサー写真は、プリンシパルには見開き2ページが与えられています。ダンサーの写真というよりも女性として男性として魅力的に撮られていて素敵。シーズン開幕と同時にプリンシパル昇進となったデヴィッド・ホールバーグは、残念ながらソリストとしての紹介。ソリストとコール・ドは職位別性別ごとに見開き2ページで集合写真での紹介。なぜかホールバーグは女性ソリストのページにも後ろ姿で跪いて登場しているし、男性ソリストのページではステラ・アブレラがホールバーグに片手リフトされてます(笑)。

amazonでは扱いがないので、日本で入手しようとするならMETのオンラインショップを利用するしかなさそうです。ちょっと不便ですよね・・・

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ゆう:ただいま劇場通いはお休み中。その間もバレエから離れられずブログ更新していましたが、そちらも現在は滞りがち。どちらも元に戻れるかどうか自分でも心配…。

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