ICON 伝説のバレエ・ダンサー、ニジンスキー妖像

発行:講談社 (2007/06/27)
商品の寸法:28.6 x 21.6 x 1 cm


先日の「舞台芸術の世界」展で思いの他気に入ってしまったジョルジュ・バルビエとロバート・モンテネグロがそれぞれに製作したニジンスキーの版画。カタログを買ったので小さな写真では手元でいつも眺める事ができるのですが、芳賀直子さんの「ICON」に数枚ずつ、ほぼA4サイズで収録されているのを見て買ってしまいました。

すごーく可愛かった、バルビエの「ペトルーシュカ ニジンスキー」が入っていないのは残念ですが、展示にはなかった版画がいくつか収録されていたのは嬉しかったです。枚数的にはバルビエが一番多くて7枚。そしてモンテネグロは2枚。他に、ルードヴィヒ・カイナーとドロシー・ミュロックの版画も2枚ずつ収録されていました。ニジンスキーとバレエ・リュスが当時の芸術界に与えた影響の大きさが垣間見えます。

私の一番の興味がこれらの版画だったので、最初にそちらについて書いてしまいましたが、他にも豊富な写真や資料がふんだんに掲載されていて(しかも、どれも大きいサイズなのが嬉しい)非常に美しい本となっています。彼の人生を追う文章はコンパクトにまとまっていて入門編として最適だと思いますし、私のように版画や写真、美しい公園プログラムを手元に置いて時々見たいという向きにも手頃ではないでしょうか。そして、ニジン好きーな方にとっては、彼の振付・出演作品リストなどという立派な資料を手元に置く機会でもありましょう。

なお、「ほぼ日刊イトイ新聞」の”担当編集者は知っている。”でも、この本が取り上げられていて、担当編集者の灘家薫氏による紹介文が読めます。とても素晴らしい紹介文なので、ぜひご覧下さいね。
http://www.1101.com/editor/2007-09-14.html