昨日分のエントリーで”別途”としていた「アラジン」について。
チャコットDanceCubeに掲載されている佐久間奈緒さん(BRB)のインタビュー(http://www.chacott-jp.com/magazine/topics/57_1.html)によると、ビントレーはいつも作品を10年20年考えているようだ、という事ですから「アラジン」のアイディアもずっと暖めていたものなのでしょうね。

カール・デイヴィスの事でいっぱいになっちゃったので、ビントレーについては省きます。できれば新国立劇場バレエで「カルミナ・ブラーナ」も再演してほしいな。

音楽はカール・デイヴィス。ビントレーとは今年バーミンガム・ロイヤル・バレエで初演された「シラノ(Cyrano)」(http://www.brb.org.uk/masque/bin/index.htm?act=production&urn=6713)で組んでいますし、映画やドラマ、ミュージカルだけでなく、イギリスで製作されるオリジナル・バレエの音楽を手がける事も多い方です。

調べてみたところ、カール・デイヴィスは2000年、スコティッシュ・バレエの為に「アラジン」を既に作曲しているようですね(CDにもなっています)。もしかすると、このスコアを使って(あるいは多少の編曲でもって)振付されるのでしょうか。この「アラジン」CDは2006年リリース(国内では2007年3月)、そして(初演したノーザン・バレエ・シアター・オーケストラではなく)マレーシア・フィルの録音です。下の画像リンクは海外版。リンク先で視聴可能です。
Carl Davis: Aladdin

ちなみにスコティッシュ・バレエが上演した「アラジン」の製作陣は、振付:Robert Cohan、装置:レス・ブラザーストン、衣装:Colin Falconerという布陣だった模様。空飛ぶ絨毯も登場したようですが、現在はレパートリーから外されているみたいです(少なくとも、バレエ団サイトの"Current Repartry"には見当たらない)。


カール・デイヴィスの他のバレエ作品としては、ノーザン・バレエ・シアターの「シンプル・マン」「クリスマス・キャロル(12月に再発売)」が映像化されています。「シンプル・マン」の特典映像には、カール・デイヴィスと作品を振り付けたジリアン・リンとのインタビュー(というかトーク?)が収録されていました。

他にもイングリッシュ・ナショナル・バレエ「不思議の国のアリス」、上述のスコティッシュ・バレエ「アラジン」を手がけた他、ずいぶん前にバーミンガム・ロイヤル・バレエに「ドリアン・グレイの肖像」を作った事があったけど、x-ratedだったのであっという間にレパートリーから消し去られた、との事(笑)。BRBサイトで「シラノ」上演の際のデイヴィスのインタビュー(http://www.brb.org.uk/3420.html)を読むことができます。

カール・デイヴィスの手がけた音楽で私がすぐに思い浮かぶのはBBCのテレビドラマ版「高慢と偏見」かな。コリン・ファースが出ていたバージョン。
高慢と偏見 ドラマDVD
Pride and Prejudice: The Original Soundtrack from the A&E Special Presentation (2000 TV Film) サントラCD


11月8日分のエントリーはお休みします。