Pas de Deux: The Royal Ballet in Pictures (Royal Ballet)

発行:Oberon Books (2008/04)
商品の寸法: 27.6 x 22.8 x 2.2 cm

UK版をamazon.co.jpから買ったのですが、現在はUS版の予約に切り替わっているようです。

ベンジャミンとアコスタが表紙を飾るこの立派な写真集は、ロイヤル・バレエの現在のレパートリーである各演目の、過去4年間の舞台写真とリハーサル写真によって構成されています(舞台写真の割合が高いです)。目次に並んだ演目は53。写真家はBill Cooper、Dee Konway、そしてJohan Persson。枚数的にはJohan Perssonの手によるものが一番多く、彼の写真が大好きな私としては、とても”心地のよい”写真集。高かったけど買ってよかった、と思いました。まぁ、私は基本的に”写真集好き”なので、買ってしまうのですけども。

”pas de deux”のタイトル通り、写っているのはメインロールの2人がほとんどです。つまり、近年主役で踊っている人たちの登場回数がとても多い。たとえば都さんの写真は多くはありません。それよりは、コジョカル、ロホ、ベンジャミン、そしてヌニェスあたりの枚数がとても多いです。ダーシーもそこそこあるけど、”たくさん”ではない。男性陣はコボー、ボネッリ、ワトソンあたりが比較的目につくかしら。数えた訳ではないので印象ですけれど。枚数は少ないけれどジョナサン・コープやゲストのロベルト・ボッレ、ケネス・グレーヴェあたりも写っていました。

モニカ・メイソンが芸術監督として上演してきた作品とそこに彩りを与えたダンサーたちの、いわばショーケース的な写真集だと思います。巻末に各演目の製作クレジットもあるので、資料的にも使えるかもしれません。特定のダンサーがお目当ての場合は、登場回数の多い人のファンならば買って外れはないと思います。

収められた写真のうち、リハ写真は全てPerssonによるものです。リハ写真はどの写真も本当に好き。特に、彼の奥さんで昨年引退したジェイミー・タッパーとルパート・ペネファーザーの「誕生日の贈り物」のリハーサル写真が、何気ない写真ながらとても素敵でした(もちろん他にも素敵な写真はたくさんありますよ)。

彼が撮ったステージ写真を他のカメラマンの撮ったものと比べてみると、んー何だろう、やっぱり何かが違うのです。機材的な特質もあるのかもしれませんが、撮っているもの(というか狙っているもの?)が違うような気がするんですね。たとえば「白鳥の湖」はステージ写真もほとんどPerssonが撮っていまして、私はこの「白鳥」の写真はかなり好きです。コジョカルとコボー、そして別のペアのヤノウスキーとゲストのグレーヴェ、それぞれに「瞳」が語っているのをしっかり捉えている。とても美しく、物語のある写真でした。