12月23日に新国立劇場バレエ「くるみ割り人形」宮内真理子さんと山本隆之さんのマチネに行ってきました。やっぱりいいペアだなーとうっとり。宮内さんが踊るとチャイコフスキーの切なさも美しさもポップさも増幅されて胸に届くんですよねぇ。山本さんも「マーシャの夢の王子さま」として舞台に君臨していて、とっても素敵でした。
感想、19日の分を今日アップできるかどうかも自信がないので、23日分も今日は難しいかも。

指揮の渡邊一正さんが大熱演で、どうやら途中で指揮棒を飛ばしてました(笑)。なんか黒い小さな影が飛んで行くのが見えたのですが、何だろうーとふと指揮者を見たら棒なしで振っている。確か渡邊さんは棒を持って振っていたのにと思って、また次の曲に入る時に見たら予備らしき棒を持っていたので、やっぱり飛ばしたんだろうと思うのですが。予備が置いてあるものなんだなーと変なところで感心しました。飛んだ先に人はいなかったのでしょうか。怖いよね、あんな棒が飛んできたら。

このバージョンは今年で終わりらしいと聞いて、最終日も見ようかなとボックスオフィスのディスプレイを確認したところ、もう24/25日の公演は全種Xがついていました。当日券を買いに朝出かけるのは難しいので諦め。ちなみに、先週発売になった「カルメン」も3月28日(湯川/ガリムーリン)のS席あたりを除いて全てX印がついていました。

「ジ・アトレ」にはラ・バヤデール郵送予約の案内。ああ、もうそんな時期なんですねぇ。来月にはセット券の案内も来るし、バレエの1年はホントに早いです。


公演後にコニカミノルタプラザにて開催中の、フォトジャーナリストであるPeter Blakelyさんによる写真展「Bolshoi Ballet behind the scenes ボリショイバレエ-美の舞台裏」を見てきました。ロシアの雑誌アガニョークにフォトエッセイとして発表された、2006年5月のボリショイ・バレエ日本公演の舞台裏などを撮影した作品の展示です。

オリジナルプリントのバレエ写真の展示を見る機会はそう多くないので、非常に楽しみました。相当な広角レンズを使って撮影されたと思われる写真の数々。強いライトで照らされた表舞台のダンサーを見ている観客としては、舞台裏=”影”で入念な準備をするダンサーの真摯な姿は、いつも新鮮。

私が一番好きだったのは、舞台袖で座り込んで準備をしながら舞台の方を見やる影の王国チュチュ姿のオシポワちゃんを撮ったもの。手前にいる他のダンサーは舞台からの青白いライトに沈む中、スポットライトが流れて彼女を浮かび上がらせている瞬間のもの。
他にも美しい写真がたくさん並んでいて、何度も見ちゃいました。

1枚1枚を見ているとそう強くは感じないのですが、展示全体としては「フォトジャーナリストによる特定層を念頭においた写真群」になっているところが仕事人ぽくて凄いと感心もしました。うん、これは報道写真なんですよね。写真家が何を伝えたくてシャッターを切ったのか、それは写真を見る時の私の最大の関心事なので、そういう意味で非常に新鮮でしたし、私にとっては、報道の視点からバレエを見るよい機会となりました。映っているのはバレエダンサーたちだけど、たぶん、写真を発表していきたいと思っている人たちにも得るところの多い展示のように思います。

でもでも、報道目的だろうと何だろうと、展示された写真はどれも美しく素晴らしいものばかりだと念を押しておきます。ぜひ、オリジナルプリントをご覧になって下さいね。

展示は12月28日(金)まで。最終日は午後3時まで、それ以外は午後7時までとなっていますので是非。同展示をご覧になったnaomiさんほみさんの記事にもリンクを貼っておきますね。