- 2008/01/14 17:30
- Category: 本のレビュー
- Tag: AnnieLeibovitz, MikhailBaryshnikov, photographer, review
発行:Smithsonian Inst Pr (1992/11)
商品の寸法:24.8 x 21 x 0.6 cm
|amazon.co.jp|amazon.com|
「アニー・リーボヴィッツ」。
その映画の予告編にミハイル・バリシニコフを見て、この写真家が撮ったバリシニコフの写真があるハズ!とamazon.comのマーケットプレイスで「Dancers」という写真集を取り寄せてみました。他にもバリシニコフが収められているだろうと思われる写真集あったのですが、「Dancers」というタイトルには外れがないと思われるし、信頼しても良さそうな出品者からコンディション的にも価格的にも悪くないものが出ていたので。
届いた本は写真集というよりムックの体裁の割と薄い本で、全体に黄ばんでいました。買った時に説明されていたコンディションなんて、もう忘れちゃった。経年経過を考えればそうひどいコンディションではないし、写真はしっかり楽しめるのだからこれでよしと致しましょう。
この本に収録された写真は89年から93年頃にかけて撮影されたモノクロームです。表紙こそバリシニコフだし、彼とマーク・モリスがホワイト・オーク・ダンス・プロジェクトを立ち上げた頃のカンパニーの写真が一番多いのですが、他にもNYCBのダーシー・キスラーやロバート・ラ・フォス、(それに、ダーシーとピーター・マーティンスの2ショットがとても美しい)、トワイラ・サープ、ポール・テイラー、デヴィッド・パーソンズなどの写真が掲載されていました。
舞台の写真ではありません。フォトスタジオでのセッションと、例えばWODPのスタジオなどで踊るダンサーたちの自然な様子を収めたもの、更にホワイトオークプランテーションの自然の中に置かれたソファでニンフよろしく全裸ポーズをとるマーク・モリス(!)などのコマーシャルフォト的に作り込まれた写真など。ダンサーたちの捉え方すら一筋縄ではないのです。
そしてそこには、被写体であるダンサーたちの肉体の美が収められている訳ですが、んー、ダンサーを被写体とした他の幾多の写真とは、撮影者の目線が違う気がします。その美を崇める視線と同時に、ユーモアと言ってもいい暖かみがある。とてもいい雰囲気でシューティングしているのが分かるし、被写体の人格まで透けて見えそう。それに、この時代特有の空気も感じます。
もっと彼女の写真を見たい、と思いました。機会と予算があれば、「The White Oak Dance Project」や「American Ballet Theatre: The first fifty years」といった彼女の他の写真集も取り寄せてみたいです。
私はその映画の予告編を見るまでアニー・リーボヴィッツという名前は知りませんでした。有名なジョンとヨーコの写真やデミ・ムーアの妊婦写真は見た事はあるけど、撮影者には興味がわかなかった。そういうところにまで関心が届かない人間だったのよね。今ならば、美しいと思った写真は必ずクレジットを見るし、他にどんな写真を撮っているのか調べるけれど。
なので、今も映画の予告編程度にしか彼女の事はわかりません。この本に収められた写真を見て彼女自身にもとても興味がわいたので映画は見ようと思っています。検索をしたら、MODE PRESSに彼女の特集記事がありました。
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