San Francisco Ballet at Seventy-five

発行:Chronicle Books (2007/12/30)
商品の寸法:31.2 x 28.4 x 2.4 cm

サンフランシスコ・バレエの創立75周年を記念した大判の本です。重さも2キロくらいあります。写真もふんだんに使われていまして、これくらい大判の本だと写真にも迫力があって見応えがあります。創立何年を記念する本だと昔の写真が多いのかなーと思っていましたが、昔の写真は少なくて、近年のカンパニー(とバレエ学校も一部)の写真がほとんどでした。

写真集と言っていいくらいに充実した美しい写真の数々が掲載されているので、それを見るだけでも十分楽しめます。しかし、そこはアニバーサリー本、文章もかなり多いです(3割くらいかな?)。これを全部読めば、サンフランシスコ・バレエの過去と現在がほとんど全て把握できるのではないでしょうか。でも、その文章の多さは決して読む者をげんなりさせないよう(笑)に、現役ダンサーをはじめとする関係者の言葉が多く登場しますし(説明口調になりきらない)、フォントや配置など気を配っているようには感じました。

これくらい大判で重くて文章も読まなければならないとなると、机に本をひろげて正しい姿勢で読み進めないとどうにもなりません。2キロですからね、寝転んでとか移動中とか、有り得ませんから。もちろんお風呂の中も(笑)。机で本を読むなんていつ以来だろーか、と思いながら読みましたよ。

写真に関してあと少し触れると、大部分を占めるのは舞台写真です。特に現代振付家の作品のものが多かったです。レパートリーの多様さは、カンパニーとしても誇りなのでしょうね。リハやバックステージ、クラスレッスンなどの写真もそこそこの数ありますが、舞台写真に、より迫力と美を感じます。そしてどの写真にも共通して言える事は、写っているのが”カンパニーそのもの”であるという事。特定のダンサーが写った写真だったとしても、そこにあるのはダンサーというよりカンパニーでありレパートリーだと感じられる。これはもしかしたら、私自身があまりサンフランシスコ・バレエのダンサーに馴染みがないせいかもしれませんね。写真を見て名前がわかるダンサーは10人もいませんでしたから。カンパニーに親しみを持った人であれば、違う印象を受けるかもしれません。

巻末には、創立以来のサンフランシスコ・バレエのレパートリー一覧(12頁も!)、現在の所属ダンサー/過去の所属ダンサー一覧等が掲載されていました。

なお、私がこの本を買ったお目当ての1つが付録のDVDだったのですが、私はamazon.comから36ドルくらいで買ったので、DVD込みの豪華本の価格としては十分納得できるお買い物でした。

(2008.02.01 記)