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ダンスマガジン2008年7月号

DANCE MAGAZINE (ダンスマガジン) 2008年 07月号 [雑誌]

ダンスマガジン2008年7月号を読みました。といっても、まだ隅々まで読み切った訳ではありませんが、じっくり何度も読み返してしまったのがチュチュ特集。衣装好き布地好きで子供の頃から様々な布地に囲まれて育った私には、なんとも楽しい特集でした。公演の少ないこの時期だからこその特集、でしょうか。

ダンサーたちのインタビューでは、普段(観る側としては)忘れてしまいがちな、クラシックチュチュという形がダンサーの自由な動きを妨げ、それと同時にその衣装にふさわしい踊りを強いる衣装である事を再認識しました。

何ヶ月か前の朝日新聞に掲載されたチュチュに関するコラムでも、男性ダンサーはリフトの時にスカートが邪魔になって身体の中心線から外れたところで女性を持ち上げて支えなければならないし、衣装が顔や肌に当たって痣が出来る事もある、とその難物ぶりが紹介されていました。そのコラムでは逸見智彦さんが『相手の脚も見えず厄介者だけど、女性を美しく見せる為ならどんな辛抱もするのが僕たちの役目』と素晴らしいコメントも紹介されていましたっけ。

ああでも、その広がるスカートと固いボディスに施された装飾が、いかに美しくダンサーを飾る事か。石もチュールもレースも刺繍も、そして様々なニュアンスのテキスタイルも、息を詰めて観察してしまいます。私が(生の公演が最高だと思いながらも)映像を観るのをやめられないのは、映像だと衣装チェックも存分にできるから、というのも大きなファクターかも。

ダンサーでありながら衣装デザインを手がけるアニエス・ルテステュと竹島由美子さん、衣装製作者 林なつ子さん、そして新国立劇場バレエの衣装も多く手がけるデザイナーのルイザ・スピナテッリ、それぞれのインタビューは、本当に興味深く読み飽きないものでした。林なつ子さんの工房では新国「アラジン」の衣装製作中との事。

特にスピナテッリさんのインタビューには強い印象を受けました。デザイナーができるのは衣装製作の40%までであとはアトリエの善し悪しで決まる、衣装が美しく見えるかどうかは照明デザイナーにかかっている、という具合に他の製作スタッフを讃える言葉を忘れない。その人柄までが伝わってくるような、隅々まで心が配られたインタビューだと思いました。

すみません〜。つい衣装話だと言葉が多くなってしまって。
まぁ衣装が主題だからって訳ではなく、公演の多い時期だとダンサーであれ振付家であれスタッフであれ、インタビューにまとまったボリュームの誌面をさくのはなかなか難しいですよね。なので、今回のまとまった特集は興味ある分野であった為に、二重に面白く感じました。


さて、、先週の新国立劇場バレエ「ラ・バヤデール」の感想が、一向に進みません。もう1週間ずーっと頭の中でミンクスの音楽がグルグル巡っているにもかかわらず。そろそろお腹に力を入れて書いてしまいましょう...

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