新国立劇場バレエ「アラジン」最終日、芳賀/湯川ペアを見てきました。さすがに3回目となると作品に愛着がわいてきて、2,3幕も物足りないなんて思いもせずにどっぷり楽しんでしまいました。この作品は舞台からちょっと離れた席で観る方が楽しいなぁ。今日は3階で、空飛ぶ絨毯が本当にふわふわと浮遊しているように見えました。きっと動かし方も日々改善されているのでしょうね。

芳賀望さんは上から見てもわかる位キレのよい踊り。ピルエットの芯が細くて早く回るのに感心しました。さすがだわ。跳躍とかもハッとする程鮮やかな時があるし。湯川さんは大人なプリンセスだったけど、遠くから見ているのに一番プリンセスの感情がよく伝わる。アームスの表現が豊かで素敵でした。

ただ、意外に2人とも今日はいっぱいいっぱいだったみたいで、パートナーシップがチグハグな印象を与えてしまったのは残念。でもそれは私がこの作品を見るのが3度目だったからそう感じてしまったのかもしれません。初見だったら気にならなかったのではないかな。今日の客席も大盛り上がりでした。

詳しくは後日書きますが、印象に残ったのは「ゴールドとシルバー」がの川村真樹さんと貝側鐡夫さんが見る度にバロックな感じになっていった事(今日の2人はとっても素敵だったわ)と、西川貴子さんが踊るダイヤモンドが場を支配していた事でしょうか。ダイヤモンドのお付きたちも最高でした。上から見るとチュチュ部分がダイヤモンドのカットが光を溜め込むようにキラキラ輝いて素敵だし、あの4人x3列でばっちり合わせて踊るところなんて泣きたくなるくらい素敵でした。それにライオンダンスのバリノフくんの後ろ足がとってもツボだわー。


ということでなんとか3組見られて、それぞれの持ち味の違いを楽しむ事ができました。ホントは昨日の本島/山本組をもう1度見たかったんだけどー。この作品、男性が主役の得難い財産だと思っていましたが、実際に見て感じたのは「背の高くない若手の男性にこそ主役を踊ってほしい作品」だという事。アラジン役はものすごくハードだけど、若手ダンサーにこそ似合う作品だと思いました。実際八幡さんはとてもよかったし、福田圭吾さんもいいんじゃないかなー。

それと、上で見るとパーカッションと金管が浮き立って聞こえて楽しいですね!装置と照明の効果もたっぷり堪能できたし、いいレパートリーじゃん、と思いましたです。改善すべきところはどんどん改訂して、息の長いレパートリーに育ててほしいです。

楽しませてくれて、ありがとう!