2ヶ月ほど前に発売されたものですが、家人が篠山紀信の「元気な時代、それは山口百恵です 31日間の現在写真論」という本を買って見せてくれました。2010年12月1日から31日まで、スポーツニッポン紙上で連載された、篠山紀信さん初のエッセイ「我が道」をまとめたものです。

元気な時代、それは山口百恵です 31日間の現在写真論 [単行本(ソフトカバー)] 篠山 紀信 (著)
元気な時代、それは山口百恵です 31日間の現在写真論 [単行本(ソフトカバー)] 篠山 紀信 (著)

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31回分、右にエッセイ、左に写真、という形で掲載されているのですが、このエッセイの文章がとてもリズミカルで読みやすいのに、まず驚きました。「我が道」というタイトルではあるけれど、過去を振り返るようなものではなく、この連載期間近辺の出来事から話を紡ぐというもの。じゃあ何故百恵さん?といえば、ちょうどその頃山口百恵さんの写真展をしていたそうで。

被写体(であり話題)に取り上げられた方々は、各ショップの商品ページに目次が掲載されているので、そちらをご覧頂くのが一番手っ取り早いかと。ジョン&ヨーコの「ダブルファンタジー」、三島の「聖セバスチャンの殉教」があるかと思えば、ミッキー&ミニーや梅佳代さんと一緒に映る紀信さんがいたり。「Santa Fe」の宮沢りえさんの回も、現在からリンクしてのエッセイなのですが、やっぱりこれは載せてもらわないとね…なんて。


バレエとどんな関係が?と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、このエッセイのうちの1回が、吉田都さんなのです(「吉田都の純心」)。5月19日(もうすぐですね!)に世界文化社より発売される、篠山紀信さん撮影による吉田都さんの写真集「吉田 都 一瞬の永遠 英国ロイヤルバレエ・プリンシパルのすべて」を準備なさっている時の事でもあり、このエッセイで取り上げられているのは、英国ロイヤル・バレエでの最後の公演となった昨年の東京文化会館での「ロミオとジュリエット」の出番前、ヘアをしてもらっている時のショットでした。

紀信さんといえば、マニュエル・ルグリやウラジーミル・マラーホフの写真集も出していますし、digi+KISHIN DVDでは酒井はなさんも撮られています。私は持ってないけど、Noism05「NINA materialize sacrifice」DVDには紀信さんによるリハーサル写真も収録されているとか…。バレエとも縁浅からぬ方ですから、他のダンサーさんの回もあれば強力にプッシュしてお勧めできたのですけれど。

とはいえ、都さんの部分だけでなく面白いエッセイ集でした。写真と両方楽しめるのは写真家のエッセイならでは。自分で買った本ではないのにお勧めするのもナンですが、よろしければぜひ。


さて、その5月19日発売の篠山紀信さん撮影による吉田都さんの写真集「吉田 都 一瞬の永遠 英国ロイヤルバレエ・プリンシパルのすべて」ですが、amazon.co.jpで写真が何枚か見られますね。

吉田 都 一瞬の永遠 英国ロイヤルバレエ・プリンシパルのすべて [単行本] 吉田都 (著), 篠山紀信 (写真)
吉田 都 一瞬の永遠 英国ロイヤルバレエ・プリンシパルのすべて [単行本] 吉田都 (著), 篠山紀信 (写真)

先の紀信さんのエッセイによれば、イギリスでの「オンディーヌ」(写真集の表紙になっているのも「オンディーヌ」ですね!)と東京での「ロミオとジュリエット」を撮影したとの事ですが、リハや舞台裏、スタジオや屋外でのシューティングもあるようです。

こちらは都さんの言葉でつづられた文章も楽しみの1つ。ダンスマガジン誌上での連載の文章もとても読みやすく豊かな内容のものでしたから、こちらにも期待ですね〜。