新国立劇場バレエの新作「牧阿佐美の”椿姫”」の初日が近づいてきましたね。今回はベルリオーズの曲を使ったオリジナルなので、私は特に予習はしません。原作は1年に1回位は読み直しているし、それ以上の準備は、特に私のような頑固者の場合 初見の感動を妨げる可能性があるので。でも、ちょっと気になってどんな手段があるか(今更ですが)調べてみました。
■ 和書 ■
まずはデュマ・フィスの原作。今 文庫で読めるのは新庄嘉章訳(新潮文庫)と吉村正一郎訳(岩波文庫)でしょうか。私は新潮文庫の新庄訳を読んでいます。ホントは吉村訳も読みたいのですが、本屋さんに行った時に思い出さないんですよね...今度こそ買ってこよう。

原作をコミック化したものには、わたなべまさこさんのものがあるそうです。amazonだと3つ出て来て、同じ内容の別装版(あるいは文庫)だそうです。
|マンガ世界の文学 (6) (単行本)|椿姫—愛に散った花 (文庫)|椿姫 (コミック)|
なお、オペラの対訳本や解説本、そしてオペラのコミック化(里中満智子さんのが王道でしょうか?)もありますが、読んだ事がないので省きます。
...かなり長くなってしまったので”つづきを読む”を使います。
■ 映画 ■
愛される文学作品の常として何度も映画化されてもいるようですが、私はグレタ・ガルボ主演の映画しか見た事ありません。モノクローム映画なので豪華な美術を色彩と共に楽しむ事ができないのが残念ですし、また、映画化ということで必ずしも全て原作通りとはいきません。でもワンコインDVDになっているので、その辺の本屋さんにも置いてあるのではないでしょうか。

■ オペラ ■
そーんなにたくさんの「ラ・トラヴィアータ」を見た事がある訳ではありませんが、バレエファン向けという意味では、ゼフィレッリの映画版(ストラータス/ドミンゴ、ワシーリエフとマクシーモワ出演)とラ・ヴォーチェのライブ映像(デヴィーア/フィリアノーティ、ジルベールとカルボーネ出演)が双璧ではないでしょうか?>誰に聞いてる(笑)。
2005年のザルツブルク音楽祭で上演されたネトレプコとビリャソンの舞台は相当評判がよいですが、私はこの演出はそんなに好きではなくて(赤川次郎氏も朝日新聞のコラムで苦言を呈しておられました)。マリリン・モンローになっちゃったエクサンプロヴァンス音楽祭の演出よりはずっとマシだし、シンプルでよかったんですけどね。ネトレプコは(ヴィオレッタというよりカルメンみたいだったけど)美貌と美声を伴う歌手なので満足。ビリャソンは声は素敵です。でもヴィジュアルがどうも...だって、ヴィオレッタが死んじゃったらすぐ次の女を口説きにかかりそうな気がするんだもの(あくまで私の偏見です、スミマセン)。アルマンじゃなくてジェルモン、だからいいのかしらねー。
ということでオペラからはこの2つかなぁ。でもフィリアノーティは顔立ちは悪くないけど演技がなってませんね。目が泳いでて(プロンプトを追ってる?)映像だとこっちの気がそがれます。

■ バレエ ■
バレエでは私の知る限り、以下の3つが「椿姫」を原作として映像化されています。左からノイマイヤー版、アシュトン版(画像なし)、そしてモスクワ・クラシック・バレエのカサトキナ/ワシリョフ版。でも...いずれも全然違うバージョンだから予習に以下のバレエを見るのはお勧めしたくないなぁ(笑)。
予習とは別にすばらしいのはノイマイヤー版。でもできれば新国立の公演前には(未見の方には)見てほしくない(笑)。アシュトン版も素敵ですが、これは廉価版が12月5日発売なので(旧版もマケプレ出品されていますが、バカげた価格がついているので買っちゃダメですよ!)今すぐには入手できません。未見の方は、ぜひ発売後に見比べてみて下さい。そして、モスクワ・クラシック・バレエ「椿姫」は”ヴェルディのオペラ”をバレエ化したものです。ま、これは見なくていいと思います(^^;)。ってことで、ホントにバレエ映像は事前に参考にしようがないんです〜(笑)。

ホントはベルリオーズの音楽を聴き込むのが一番いいのかもしれませんね。でも、たぶんいろんな楽曲から寄せ集めるのでしょうし、きっとパンフレットには採用した曲が記載されるでしょうから、1度観て気に入ったら、それらのCDを買おうかな、と思ってます。