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本・雑誌-本のレビュー Archive
レビュー「ぴあバレエワンダーランド—旬のダンサー&充実の作品ガイドで、“今”のバレエがわかる!!」
- 2005/12/28 23:08|
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発行:(2005/12)
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こちらの「バレエワンダーランド」の改訂版。基本的には「読んだことあるなー」が多く、前の版を買った方なら立ち読みで十分でしょう。紹介されるダンサーが少々新しくなった、位の感じだと思います。が、初めてこの本を手に取る「これからバレエいろいろ見たいなー」という方ならば気軽な入門ガイドとして読めるムックだと思います。
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レビュー「Royal Ballet Square Calendar 2006」
- 2005/11/11 23:11|
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発行:(2005/08)
|amazon.co.jp取り扱い終了|amazon.co.uk|
ABTのカレンダーと同じ正方形サイズのカレンダー。紙質はこちらの方が若干薄く光沢のあるツルツルの紙でした。カラー写真の下、カレンダー面の一番上のところに、演目とキャスト、写真家さんの名前がクレジットされていて、その下に簡単な演目紹介がありました。こちらは舞台を撮影したものなので「記念写真」的なところがありません。なかなか良質なカレンダーだと思いました。でもアマゾンでは商品画像もなく、購入を躊躇われた方も多かったかも・・・どうせなら、ちゃんとアップすればよかったのにね。中味は以下の通り。
- 表紙=ダーシー・バッセル&ジョナサン・コープ(シルヴィア)
- 05年9〜12月=>ダーシー・バッセル(シルヴィア)
- 1月=ロベルタ・マルケス&イヴァン・プトロフ(ジゼル)
- 2月=ヨハン・コボー(The Dream)
- 3月=リャーン・ベンジャミン(シンデレラ)
- 4月=カルロス・アコスタ&マリアネラ・ヌニェス(リーズの結婚)
- 5月=コール・ド・バレエ(ゴング)
- 6月=エドワード・ワトソン(オンディーヌ)
- 7月=リャーン・ベンジャミン(アナスタシア)
- 8月=アリーナ・コジョカル(ジゼル)
- 9月=タマラ・ロホ(ロミオとジュリエット)
- 10月=ゼナイダ・ヤノウスキー(牝鹿)
- 11月=吉田都(オンディーヌ)
- 12月=ダーシー・バッセル&ジョナサン・コープ(くるみ割り人形)
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レビュー「ナタリア・マカロワ自伝—妖精ナターシャの想い出」
- 2005/10/14 15:09|
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著者:ナタリア・マカロワ、編集:ゲナティ・スマコフ
訳:ケイコ・キーン
発行:新書館(1990/08)
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既に絶版の本ですが古書店で入手しました。バリシニコフの本を書いた人でもある(3人ともソヴィエトから亡命し、亡命前から交流があったそう)スマコフが、マカロワの口述を録音し草案を書き、またそれを2人で校正していくという過程で出来上がった本とのこと。
亡命についても語られていますが、ヌレエフやバリシニコフの本にあったそれとは違い、かなりさらりとした調子で、しかもキーロフ時代の閉塞感もさほど強くは感じさせません。これは彼女の性格なんでしょうね。苦労した話やつらかった話をしなければならないときはサラっと触れるかジョークにしてしまう(オディールのフェッテが苦手だった、と話す時の彼女もそんな感じ)。
ですからこの本のほとんど全てはバレエに関する話。その点が私には非常に好もしかったです。ご主人についてさえほんの一言しか触れていないのですから、いかにバレエと自分の間柄について語られているかがおわかりいただけるかと。特に「ジゼル」と「白鳥の湖」については頻繁に出てくるので、役へのアプローチや自分の肉体を含めた特質の分析など理想へ近づくための強い信念を読むことで、彼女の白鳥やジゼルがよりクリアに見えてきます。本来、ダンサーの役作りに関する文章を読んでそれを理解するというのは間違いだと思いますが、全くわからなかったものを理解したというのではなく、言葉にできない感動を整理して目の前に示された、と言った方が正確かな。また、他のダンサー(キーロフ時代および西側に来てからのパートナーや、同僚たち、それに教師やディレクター、自分が踊ったカンパニーについても)に関する鋭い考察なども非常に興味深かったです。
その点で印象的だったのが、「私のロミオたち - ルディー、アントニー、ミーシャ」という文章でした。ヌレエフ、ダウエル、バリシニコフと踊ったマクミラン版「ロミオとジュリエット」で自分のパートナーがどんなであったか、それに瞬時に感化された自分のジュリエットがいかに恋を生きたか。それを文章だけでなく映像で見られたなら、どんなに素晴らしかったでしょう。
映像といえばキーロフ時代のエピソードとして、「白鳥の湖」を映画化する際に主役を踊るよう言われたが監督が我慢ならずに捨て台詞を吐いて降板したとか(笑)。周りがどんなに頼んでもなだめすかしても絶対にやらなかったそうです。結果、それはエレーナ・エフテーエワとジョン・マルコフスキーの映像として世に出たそうですが、、、マカロワのオデット/オディールも見たかったですよね。監督がどんなにばかげた演出(マカロワの弁)をしたとしても。
この本はマカロワの妊娠期間中に最終的な校正をし、本人には「まだ過去になってないから語れな」かった出産後の舞台復帰の時期や引退するつもりだったのに周囲がそうさせてくれなかったダンサーとしての最晩年の時期まで触れて終わっています。写真は全てモノクロですが、子どもの頃からキーロフ時代のもの、西側で踊ったいろいろなレパートリーのものなど、そこそこ多く収録されていました。
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レビュー「ダンシング・オン・マイ・グレイヴ わが墓上に踊る」
- 2005/08/08 23:00|
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著者:ゲルシー・カークランド/グレッグ・ロレンス
訳:ケイコ・キーン
発行:(1988.04)
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ゲルシー・カークランド。私にとって彼女の踊りといえば、映像で見たバリシニコフとの「くるみ割り人形」、そして「コッペリア」「ドン・キホーテ」のグラン・パ・ド・ドゥだけ。小柄で夢見るような表情の彼女が、バリシニコフとの関係だの拒食症だの麻薬だのでスキャンダラスな存在であったのを知ったのは少し後のことです。いかにもスキャンダラスなこの本のタイトルはちょっと引きますが、入手できたので読んでみました。
読んでみての感想は、ゲルシー・カークランドという人は、自分にもこの上なく厳しいけれど他人にも同様に厳しい人なのね、ということ。実際には暖かい部分もあるだろうに、本を読み終わって残るのは彼女の「こうあるべき」ということ以外は受け入れられないある意味不器用な性格というか信念の強さというか。それと同じくらい弱い部分もさらけだしていて、なんというか壮絶だよなぁ、とため息をつきながら本を置きました。
バランシンやバリシニコフ、ピーター・マーティンスなどの”ダークサイド”の話は「へ〜」という驚きは与えてくれるものの、つらい経験を一人称で語る文章をそのまま信じるわけにもいかないよねぇ、とも。そう思わせるヒステリックなかけらも見え隠れしている気がするんですよね。ちょっとワイドショー的な告白もどうかなぁと思うし、、、その後彼女は幸せに暮らしているのでしょうか。そうだといいなぁ、そう願わずにはいられません。
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レビュー「Max Waldman on Dance」
- 2005/08/07 23:00|
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写真:マックス・ウォルドマン
発行:(1988.03)
モノクロで撮影され、荒く焼き付けられたその独特の写真は、彼の名前すら知らなかった私ですら目にしたことがあり、中古でこの写真集を手に入れた時「この人だったのか!」と、小さな謎を解決したような気分になりました。
ダンサーの美しい肉体を、物語の一こまを、きれいに「切り取っ」て差し出してくれる写真家は多いですが、まさにその一瞬を「焼き付け」て見せられる人は少ないでしょう。それはポーズをとったダンサーではなく踊っている彼らを撮影した、というだけではなく、もっと他の何か、なんでしょうね。写真集でもその魅力は堪能できますが、オリジナルのプリントならもっとすごい力を感じるのだろうな、見てみたいな、と思わせる写真たちでした。彼が焼き付けるバレエは、崇高です。
収められた主な作品は(帯より)
- ミハイル・バリシニコフ<若者と死><ジゼル>
- ナタリア・マカロワ<アザー・ダンス><瀕死の白鳥>
- スザンヌ・ファレル/ピーター・マーティンス<牧神の午後><シャコンヌ>
- マリシア・ハイデ/リチャード・クラガン<ロミオとジュリエット><眠れる森の美女>
- エヴァ・エフドキモワ<ジゼル>
- ゲルシー・カークランド/イヴァン・ナギー<葉は色あせて><ロミオとジュリエット>
- ガリーナ&ヴァレリー・パノフ<海賊><春の祭典>
- ジュディス・ジャミソン<クライ>
- ジャネット・エイルバー<フロンティアー>
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