Side B-allet - old Home > 本・雑誌-本のレビュー Archive

本・雑誌-本のレビュー Archive

レビュー「バレリーナの情熱」

noimage

著者:森下洋子
発行:(1994.01)
amazon.co.jp楽天ブックス


文庫版を中古で購入しました。話し言葉に近い言葉で綴られているので読みやすいです。

そして、なんと迷いのない、揺るぎない意志で生きている人だろうかと驚きました。ご本人同様すっきりと無駄のない言葉は、柔らかい質感でありながら経験に基づいた知識をふんだんにとりこんだ深いものです。バレエの道を歩む人には特に大きな指標となると思うのですが、そうでない私にも興味深いものでした。

なーんて、ちょっと堅いですかね。ヌレエフ、フォンティーン、ベジャール、ドンについての話も更に興味深いものでした。特にベジャールとの、「ライト」初演時のエピソードは面白かったです。あの作品は森下さんにとっても大きなターニング・ポイントだったようで、その頃の森下さんを見られたバレエファンは幸せだよなーと羨ましく思いました。去年発売されたDVDで「ライト」が収められたものがありますが、あれは一部の抜粋なんですよね。全部見られる機会はないのでしょうか・・・。いや、それだけでなく、森下さんの昔の映像などももっと見たいものだと思うのですけど。

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

レビュー「闘う白鳥」

闘う白鳥―マイヤ・プリセツカヤ自伝

著者:マイヤ・プリセツカヤ/訳:山下健二
発行:(1996.06)
amazon.co.jp楽天ブックス


片手で持って読んでいるとその手が腱鞘炎になる程に重たい本ですが、すごく面白かったです。最初はその文章のスタイルに慣れずに読みにくさを感じたのですが、それに慣れたら面白いこと面白いこと。バレエに関する人の自伝や他人が書いた本などいろいろ読みましたが、自伝の方が基本的に面白いですね。そして、この本は特に。

ロシア(ソ連)という国で言いたいことをいい、踊りたいものを踊るということが、ほとんど不可能だった時代に、呼吸をするのと同じ自然さでそれを欲したプリセツカヤは、正に闘いの人生を生きてきたのですね。まっすぐでせっかちな愛すべきプリセツカヤ、ずっとそんなに好きなタイプじゃないと思っていたけど、この本を読んで考えを改めました。

あのプリセツカヤが自分に基礎が足りないと悩み続けたこと、結婚の本当に初期の段階で子供よりバレエを選んだこと、海外で踊るための許可を得るために苦労した長い期間のこと、自分の為のバレエ「カルメン」を作り上演するためにまた上層部と闘わなければならなかったこと、などなど知らなかった側面、ぼんやり知ってただけの事を生々しい記述で知り、まるで彼女の半生を共に生きてしまったかのような読後感でした(もちろん、本の最後は明るい希望と旅立ちの話なので助かりましたが)。

彼女のためにシチェドリンとの出会いを喜びたいと思います。彼がいるから乗り越えられたことがどれだけ多かっただろうかとも思うし、だいたい、夫について書く彼女の文章から大きな信頼と深い愛情が溢れていてよけきれない程ですからね。

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

レビュー「魅惑のとき」

魅惑のとき―BALLET DANCERS

著者:佐々木涼子・瀬戸秀美
発行:(2000.12)

amazon.co.jp楽天ブックス

1994年2月から96年3月まで朝日新聞紙上に掲載された「ダンスの現場−魅惑のとき」をもとにしたものだそうで、毎回(見開き)一人のダンサーをクローズアップしたものがまとめられています。片側のページに瀬戸さん撮影のモノクロ写真、もう片側のページ上半分に佐々木涼子さんの文章が掲載、という形なのでボリュームの割にすっと読めて、しかもとってもおもしろいんです。

今やスーパースターのダンサーも10年前はちょっと青臭かったり初々しかったり、あるい既に引退したダンサーが脂の乗り切った時期だったり、そういう当時の状況もとっても興味深いし、瀬戸さんが切り取るダンサーの写真も今とは違う面だったりして、本当に飽きません。

もしも私が当時朝日新聞を購読していたら、たぶんもっと早くバレエを見るようになっていたのではないかしら、と悔しくなる本でもあります。

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

レビュー「Made in LONDON」

メイド・イン・ロンドン

>

著者:熊川哲也
発行:(2002.02)

amazon.co.jp楽天ブックス
単行本はこちら|amazon.co.jp楽天ブックス

文庫版です。古書店で持ってないバレエ本を見かけたら、基本的に買って帰ることにしてるのですが、熊川哲也の本が文庫になってるのは知りませんでした。

ロイヤル退団からKバレエ設立までの間に発売された同名の単行本を文庫化するにあたり、Kバレエ設立後の話なども加筆されたとのこと。

ストレートな物言いで、きっと普段もこんな感じなんだろうなーという印象。たぶん裏表はなさそうだけど、そのストレートさを受け入れられない類いの人が多い場所では、相応のキャリアがつくまではなかなか生きにくかったのでは、と想像してみたり。もちろんそんな湿っぽい(?)話は書いてありませんけどね。

ダンサーとしての話と素の自分の話、それぞれとても面白く読みました。たぶん性格的にあまり苦労話はしたくないのではと想像してるけど、Kバレエ設立10年位したところで、またこんな本を出してくれたら面白いと思う。ぜひよろしく〜。

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

レビュー「バレエ・テクニックのすべて」

バレエ・テクニックのすべて

著者:赤尾雄人
発行:(2002/10)

amazon.co.jp楽天ブックス

バレエを見るようになれば自然といろんなテクニックの名前とか覚えられるかなーと思っていたのですが、いっこうにその気配がない私。ここらでお勉強した方がいいかしらと思い購入してみました。

写真と図解と、参考になるバレエ映像などを示しながら文章での説明があるわけなんですが、自分で踊らないせいか、なかなか難しかったです・・・たぶん私の理解力が足りないんだと思うんですけどねー。

私の個人的期待として「逆引き」というか、「あの演目のあの場面で踊られるあのテクニックの名前は何ていうの?」という使い方がしたかったのですが、その用途には不向きなようでした。でも、初歩的な部分からしっかり読んで覚えていくのには向いているように思います。写真も最近のダンサーの舞台写真が使われていてとても美しいので、その点はとても満足です。

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

Index of all entries

Side B-allet - old Home > 本・雑誌-本のレビュー Archive

Sponsored Link

Apple Store(Japan)

from Author

管理人:ゆう

このページは私のブログ「Side B-allet」の2003年から2007年までの過去ログ置き場です。古い記事なので、コメント/トラックバックは閉じています。また、情報が古い or/and リンク切れもあります。

現在の更新は「Side B-allet」のトップページをご覧下さい。管理人へのコンタクトもそちらをご参照下さい。

Search
New Releace

Return to page top